『障害児は他人事』だと思っている方へ

おみかんのはなし

こんにちは。

私は普段、ちょっとくつろぎたい時などにSNSを見ているのですが、どうしても障害児に関する投稿が目につくんですよね。

そこで前から気になっていたのが、

「障害児」および「障害児の親」に対する差別発言です。

今回はちょっとそういう話をしていこうと思います。

妊娠中の方は読まないほうがいいかもしれません。ご注意を。

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障害児差別をする人に思うこと

最近気になる、SNSでの、障害児をとりまく差別的な発言について気になる件について。

私は数年前まで万アカをもっていた身ですが、当時も障害者差別の人に絡まれることはありましたが、ほとんどが個人でした。

むしろ、同じ障害児ママさん、それも相互フォローの関係にある人が匿名で誹謗中傷してくることのほうが多かったように思います。

裏で投稿をスクショされてネタにされてたこともありますね。

次男くらい重い知的障害があると、同じ障害児ママさんからも理解されないことも多々あったので、いちいち気にしていられません。

でも最近は、障害児差別を行う人たちが徒党を組んで攻撃してくるパターンが多いように思います。

障害児ヘイトを行う人だけで集まり、障害児親の発言をスクショして全員で拡散するんですよね。

なぜ絡んでくるんでしょうね。

まぁ彼らの行動はよく分からないのでいったんおいておくとして・・・

個人的には、中身の全く無い、障害児に対する差別発言に対しては、はもはや気にならないところまではきています。(障害児大好き!って言ってる人よりマシまである)

じゃあ、いったいなにが気になるのかというと。

それは、子供をもつ予定の方、もしくは小さいお子さんを育てている方が障害児に偏見をもち、かつ「自分は障害児の親にはならない」と思い込んでいるパターン。

これには疑問が浮かぶばかり。

いったいなんの根拠があってそう思うのか??ぜひ意見が聞きたいところですよ。

ちなみに遺伝云々の話ではありません。

障害は遺伝する、これは実際遺伝するものがあるし、そもそも人は顔や声、骨格に体質まで遺伝するんです。発達障害に分類される性質が遺伝しないわけがないので、ここは論点ではないと思っています。

あ、これは個人的に思っているだけです。他の遺伝と同じ確率だと思っているというだけです。

今伝えたいのは遺伝ではなく、そんなもの関係なく障害児というのは生まれるものだということです。

私は医師でも研究者でもないですが、それでも障害児を生む確率をゼロにするのが不可能な理由くらいはいくつか浮かびます。

分からない人のためにまずはその話からしていこうと思います。

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障害児を産む確率をゼロにできない理由

子供をもつつもりなのに、なぜか100%健常児を育てると信じて、障害児の親を責める人はぜひ読んでいただきたい「障害児を産む確率をゼロにできない理由」です。

×優秀な夫婦どうしだから大丈夫

これ、よく見かける謎の理論ですね。

頭の良い立派な人間どうしからは障害児が生まれないであろうという、最もおかしな話。

障害児は劣っている人間から生まれるものだと思っているのでしょうか。

仮に遺伝子に全くなんの変異もなかったとしても、それで避けられるのは染色体異常による障害だけです。発達障害は生み育ててみないと分かりません。

また、高IQタイプの自閉症スペクトラムや凹凸の差が大きいADHDの存在はどうでしょうか。

突出した能力があったり、とんでもなく頭が良かったりしますが、大人になるまで自尊心を保ちながら周囲とうまくやっていくことが非常に難しい場合が多く、ものすごく育てるのが大変だと聞きます。

そもそも、出生時のトラブルで障害をもってしまう可能性だってあるので、「優秀な夫婦だから大丈夫」は無いといえます。

×出生前診断を受けるから大丈夫

これに関しては、正直出生前診断を実施している医師からの説明が足りないのではと思っているのですが・・・

出生前診断で分かる障害は限定されているのをご存じでしょうか。

例えば、ダウン症候群などの染色体異常(21, 18, 13トリソミーなど)、心臓・脳・骨格の形態異常、特定の遺伝子疾患のみ、判定が可能とされています。

たぶん障害児を育てたくない人というのは、知的障害とか自閉症スペクトラムとか、そういった障害児も育てたくないのだと思いますが、残念ながら出生前に知る術はありません。

我が家の話をさせていただきますと・・・

2人いる息子のうちの次男は、私が妊娠中、全く異常がなく、3256グラムという大変良い感じの体重で産まれ、健康に一切の問題なく育っていたのにも関わらず現在は最重度知的障害を伴う自閉症およびミオクロニーてんかん治療中の、バッチリ障害児です。

ちなみに染色体異常もありますが、これは仮に出生前診断をやっていたとしても分からなかったものだそうですよ。

こんな例が山ほどあるわけです。

出生前診断では全ての障害は分かりません。

もしやるならば、「なにか障害があることが分かったら早めに備えておけるよね」くらいの気持ちが必要です。

もしくは「ダウン症などの染色体異常さえ避けられれば他の障害は受け入れる!」という場合ですね。

そんな人、見たことないですけどね・・・

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我が子が障害児にならない可能性がゼロにできない理由

さて、産むまでに障害児が出る可能性がゼロにならない理由は伝わったと思います。

これで反論があるならば、もう一度読み返してくださればと思います。

次は、もし健康な子が産まれ、健康に育っても、障害児にならない可能性はゼロではないんだよという話です。

完全に定型時だと分かるのは、ずっと先

身体障害、知的障害(今は精神遅滞といいます)あたりは幼児くらいまでにはほとんど診断がつくのではと思うのですが、知的障害でも軽度だったり、境界知能だったりすると、大人になるまで分からないことがあります。

また、ADHD(注意欠陥多動性障害)やASD(自閉症スペクトラム)も同じで、幼児期の定期検診では引っかからないことはよくあります。

これは実際私も体験済みです。

定型だと思って育てていたけど、実際は違っていたパターン。

よくよく思い出してみれば、他の子とは明らかに違うところがたくさんあったなと後で分かるんです。

また、私の知りあいの中には成人後に分かった者もいます。

大人になってから分かるパターンだと、発達障害にプラスで二次障害が出ていることが多く、本人も家族も大変な苦労をしていることが多いです。

我が家の次男は先ほどお話したとおり、最も重いランクの知的障害児ではありますが、そういった方は、正直次男の比ではないくらい支えることが大変です。

後で分かったとしても、知的障害がなければいいや、なんて甘いお話なんです。

事故や病気で障害をもつこともある

子供に限らず、全人類共通ですが・・・事故や病気で障害をもつ可能性は誰でも等しくあることです。

そんなに可能性高くないでしょ、と思う人もいるでしょうけども、私のSNSの相互フォローの方の中には、健康で元気に育っていたお子さんが、事故や脳症により重い障害をもつことになってしまったという方がいますし、亡くなった方だっています。

自分が当事者になったら、もう元には戻れないんです。

以前、自分が当事者になったら命を絶つからいい、という人に出くわしたことがありますが、そんなことできるのでしょうか。

障害児の支援に対して文句をいう人は多いですが、いつかそのまま自分に返ってくるかもしれないと、少しでも気づいてもらえればと思いますね。

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まとめ

今回は、目に余る差別発言を繰り返す人たちに向けて、「当たり前のこと」を伝えさせていただきました。

実は定期的にこういう内容の記事は書いているのですが、一番読んでほしい人の目には入らないものなんですよね。

最後に。

ここを読んでくださっているであろう、障害児を育てている親御さん!

私たちは毎日忙しくて大変なんです。知りあいでもないのにしょっちゅう話しかけてくる差別主義者は放っておきましょう。

差別主義者の方、障害児を産むな!という方は、既に障害児の親となっている私たちではなく、まだ産んでいない方に正しい知識を伝えたり、定型時を立派に大人まで育てあげた方を褒めに行ったらどうでしょうか。

そのほうが有意義な時間が過ごせると思いますよ!

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