こんにちは!知的障害を伴う自閉症児の母おみかんです。
今回は、自閉症児の「とにかく登りたがる」という行動に対する対策の話です。
※先に言っておきますが、我が家の対策は一般的に療育で教わるようなものではありません。
我が子に合わせた完全オリジナルになるので、参考までに読んでくださいね。
我が家の自閉症児「次男」は、3歳くらいから家具や壁に登るようになってきました。
次男は指の力がとても強いので、指がかかればどこでも登れてしまいます。
言葉は通じないですし、怒っても口調で親の機嫌を読み取ることができないので、とにかく降ろすしかない…
あとは家具を最低限まで減らしたりもしました、全てをゼロにはできません。
そして、登る行動は減らないばかりか、どんどん酷くなる…
そこで考えたのがこの対策です。
「そんなに登りたいなら、あえて登らせるためにボルダリングできるものを置いたらどうか?」
発想の転換です。
登るのをやめさせるのではなく、あえて登らせる。
結構いい考えだと思ったのですが、実は結果だけ言うと、失敗したんです。
思いもよらぬことをしてくれる自閉症児!いったいなぜ失敗したのか知りたい方は続きをどうぞ!
室内用ボルダリングを購入!
さて、対策を思いついてからは早速行動に移します。
最近では室内でボルダリングができる遊具が色々売ってるので通販で探します。(たぶんリアル店舗だとほとんど売っていないです)
憧れの室内遊具タイプですね。
夢が膨らむ…
持ち家ならボルダリングを壁に付けることができるセットも売っています。
しかし我が家は賃貸で、かつお兄ちゃん(当時体重30kg)もいるので、耐荷重が小学生でもいけるやつじゃないときつい…
次男だけなら体重14kgだったのでどの遊具でも大丈夫でしたが、さすがにお兄ちゃんは遊んじゃダメだよ、とは言えないですからね。
そこで選んだのがこちら。
耐過重は40kgまで、ボルダリングもできるし、テントも付いているし、お絵かきスペースもある。
早速注文。
私は楽天で17,000円くらいで購入しました。
子供が寝てる時に事をすすめたいので、平日の夕方以降着にしてもらいました。
商品到着!組み立て!
数日後、商品が到着しましたよ!
私が次男を寝かしつけする間に夫が頑張って組み立ててくれることに。
大きなネジが多く、特殊な工具は必要無いようにできているものの、なんせモノがデカいので、とても大変そうでした。
でも手伝わない私…
1時間くらい頑張ってもらって、完成です!
ボルダリング部分はこちら。
こちら側は机にできます。イス付き。
天板を上げれば、お絵かきスペースになります(*´▽`*)
ペン3本とクリーナーも付いてましたよ!
さて、翌日、早速子供達に見せてみました!
次男の反応は?!
朝起きた次男をリビングに連れてくる私。
さて反応は??
なんかあるぞと分かりやすく驚く次男。
そこからジワジワ遊び始める次男。
警戒しつつも楽しんでくれている感じ…
ちなみに長男は次男よりもっと喜んでました!
まさかの展開?
さて、なんだかいい感じに遊んでくれて、一瞬作戦成功か?
困り事をうまくいいほうにもっていけたのか?…なんて思っていたのですが。
んんん???
なんだか怪しい雰囲気??
しまいには、ボルダリング遊具がありながらも普通に家具や壁に登る姿が…
うん、ダメだな!!!
理学療法士さんにアドバイスをもらって、次男が頂点まで登ったら、足を正しい位置においてあげて、移動を助けてみてくださいと言われたのですが、毎日やっても全く身につかず、そのうちとても見張っていられなくなったので、撤去してしまいました。
結果
「そんなに登りたいなら、あえて登らせるためにボルダリングできるものを置いたらどうか?」
この案のためにボルダリング遊具を買ってみたわけですが、結果分かったこと。
「自閉症児は(というか次男は)登る遊具があっても関係なく登りたいところに登る」
かなりお金がかかったし場所もとったけど、一応結果が分かったので、これからは我が家は代替品で困り事をどうにかすることはないでしょう…
ちなみに、我が家が今回手に入れたボルダリング遊具、次男にはあまりいい影響はもたらさなかったわけですが、普通のお子様は大喜びすると思います。
色違いもありますよ!
我が家はというと…?
次男の登る対策は今日も続くのでした…
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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