こんにちは、重度知的障害児のお母さん、おみかんです。
今日は、ずっとまとめようと思っていた、ロンパースについての記事になります。
私はTwitterをやっていますが、時々目にするのが、障害のある我が子が「オムツいじりをするので困る」というツイート。
オムツを脱ぐ、脱いで便で遊んでしまう(弄便)・・・
親は相当な心理的ダメージを食らいますよね。
でも、ここですぐ対策を思いつく人は意外と少なく、ジッと毎日耐えていたり、また、今回のテーマである大きめロンパースを使うという対策にいきついても、頑張ってベビー服売り場で探してサイズが見つからなくて嘆く人もいます。
ロンパース=乳児のイメージが強いからですよね
もちろん、ロンパースは通常なら日中の使用は1歳頃までです。
なので市販のロンパースもサイズは80まで、それ以上のサイズはコスプレ衣装のようなものになってしまうことがほとんどです。
しかし。
実はちゃんとあるんです、大きいサイズのロンパースが。
でも、なかなか自分で0から探すのは大変です。
なんせオムツいじりするような子を育てているのですから。
今回は、あくまでも私がかき集めた情報ではありますが、少しでもオムツいじりに悩む障害児ママが楽になれば、という思いでこの記事を書きました。
珍しく人の役に立とうなどというエゴで動いてみたので、参考にしてただけると嬉しいです!
私が次男にロンパースを着せた理由
まずはじめに、自分語りさせてください。
うちの次男はもうすぐ6歳ですが、重度知的障害を伴う自閉症で・・・
家ではずっとロンパースを着ています。
Twitterのフォロワー様の方の中にも、内心、なんで次男君はロンパースなんだろう?って思っている方もいらっしゃると思うのですが、なぜかというとそれは、次男が「勝手に服を脱ぎ捨てる」そして「オムツいじり」をするからです。
特に夜寝る前や、退屈した時などにおもむろにやり始め、一度やり始めるとその行動に完全に執着してしまい、こちらがどれだけ止めても全く止まりません。
力がとても強く、言葉の理解がほぼ0なので、両手を強く拘束するくらいしか止める術がありません。
両手を拘束しても身をよじってでも脱ごうとします
なんならロンパースを着ていても、スナップが甘いものだと、普通にブチブチちぎられてしまいますし、放っておくと大喜びで自分のオムツをかじります。
もちろん便があれば食べます。
満面の笑みで何度でもやります。
ドン引きするかもしれませんが、重めの知的障害がある子はこういう日常も特に珍しいものではありません。
ちなみに、以下のリンクは、ブログの中から私と次男とロンパースの歴史を抜粋したものです。
現在は、スナップボタンタイプのロンパースだとちぎるようになったため、一時的にロンパースにズボンを重ねて履かせて対応し、徐々にファスナータイプのロンパースに移行中です。
※後でこれも詳しく説明します。
障害児とロンパース
私は自分が楽をするため、そして次男が全介助であることをいいことにロンパースを使っているわけで、もちろん今オムツいじりで悩んでいる方にもロンパースをおすすめしようとしているのですが、一応知っておいてほしい知識があるのでお伝えしておきますね。
少しでも心に余裕があるなら気に留めておいてほしいことです
ロンパースを使わないほうがいい子
もし今オムツいじり、便いじりで悩んでいるとしても、ロンパースを着せないほうがいいタイプの子がいます。
それは、ある程度言葉が通じて、「親が注意すればやめる子」そして、認知が上ってきていて「服の着脱(脱いでほしい時に脱いで、着てほしい時に着る)の練習をしている子」です。
こういう子は、夜間のみロンパースを使うのは良いと思うのですが、日中も使ってしまうと、服の着脱の練習が全くできなくなるので、あまりおすすめできません。
また、「感覚過敏」で服を着ること自体が難しい子もロンパースは厳しいかなぁ、と思います。
無理やり着せている状態がストレスになり、自傷行為に繋がってしまうと怖いですね。
ロンパースはあまり推奨されない?
障害とロンパースの関係を調べていたところ、ちょっと小耳に挟んだ事実があるので、それもお伝えしておきます。
通常、障害のある人にロンパースを使うのは、だいたいが医療ケアを必要とする寝たきりの場合のようです。
ユニクロで障害者向けの大きなサイズのロンパースが売っていますが、あれも医療ケアを必要とする人に喜ばれています。
逆に、医療ケアを必要としない障害者にロンパースを着せるのはどうかというと…
「身体拘束」に当てはまる、とか「入所施設では禁止されているので、オムツいじりを止めることができない」という嘆きの意見を私は見たことがあります。
障害者、といえど身辺自立は一番の目標なので、それを封じるのに反対だというのも分かりますが、大人のオムツいじりは相当大変だろうなと思います・・・
まぁ、大人は力が強いのでロンパースなど破ってしまうかもしれませんけどね。
ちなみに、療育園でも日中のロンパースは推奨していないところが圧倒的に多いと思います。
※普通の保育園でも1歳児クラスからセパレートタイプの服を指定されると思います。
それも、身辺自立を促していくためでしょう。
また、療育園は常に何かの活動をやっているので、暇になる時間が少ないことから、園ではやらない子も多いと思います(次男も園ではやりません)
これらのことを知った上でロンパースを使うといいかなと思います
障害児向けのロンパースの選び方
お待たせしました、ようやく本題に入ります!
障害児向け(医療ケアの無い子)のロンパースの選び方を紹介しますね。
まずは自分の子のサイズで調べるわけですが、いろんな商品があって迷うぞ、という方のために、色々チェックポイントを挙げていきます。
あとは、感覚過敏がある子は素材に注意してあげることくらいでしょうか…
正直全ての希望が叶うロンパースはなかなかありませんが、自分の子の行動は何が一番困るのかを考えて選びましょう。
ちなみにうちの次男は、飾りNG、タンクトップNG、歩行がしっかりできなくて危ないので、足元まであるタイプも選んでいません。
ただ、今のところ半ズボンタイプはいけてますので、夏も涼しくロンパースを着ています。
では、次は大きめロンパースを購入できる場所を紹介したいと思います。
一番おススメは通販サイトでの購入
個人的に一番おススメなのは、通販サイトでの購入です。
楽天、Amazon、Yahoo!ショッピングなどです。
通販サイトのメリットは圧倒的な値段の安さとデザインの豊富さにあります
障害児用品を扱うサイトで購入すると、ロンパースは5,000~8,000円くらいはするもので、デザインもほぼ固定ですが、通販なら2,000円未満で手に入るものも多くあり、デザインもとても豊富です。
デメリットとしては、楽天やAmazonに売っているロンパースには国産のものがほとんど無いということから、生地の当たり外れがあるということでしょうか。
あとは、ロンパースを探す時は「ロンパース 大きめ」もしくは「ロンパース 自分のお子さんのサイズ」で検索するわけなのですが、通販サイトの迷惑な機能で、希望サイズが無いのに図々しく検索結果に出てくる商品があるという点も面倒ですね。
過去に購入したロンパース
私は通販サイトで購入しているので、ついでにいくつか実際の商品を紹介しますね。
ちなみに、私は楽天ヘビーユーザーなのでいつも楽天で購入しますが、他の通販サイトでもロンパースは売っていますよ。
「ボディースーツ」「ロンパース」「つなぎ」等のワードで検索します
※全てのロンパースがどの通販サイトにもあるというわけではありませんのでご了承ください。
こちらはサイズは100までなのですが、カラーが豊富でとても気にいっていましたよ!
こちらは最近購入した、股下ファスナータイプのロンパースです。
可愛いしファスナーもしっかりしているけど、乾きにくいのが難点かな?
こちらはサイズ豊富で可愛いロンパースなんですが、ひとつ問題点がありまして。
難点、それはスナップボタンの位置が悪く、しゃがむとお股が丸見えになってしまうこと・・・
これさえなければ、乾きやすいし可愛いし最高なんですけどね。
こちらは真夏に使っていました。
しかし低緊張の細身の次男は肩が出てしまい… 来年はもう着ないかな?
こちらは最近購入した夏用のロンパースです。
喉元からお尻の後ろまでファスナー付きで、記事も薄くていい感じですよ!
こんな場所にも売ってるよ!
通販サイト以外で手に入る場所もいくつか載せておきますね。
私が利用したことがあるのはH&MとGAPのみで、他の店舗は自分で探したり、Twitterで情報を募集した際に教えてもらいました。
※介護肌着を扱うサイトはいくつかあるのですが、その中でも大きめロンパースにある程度の種類があり、値段が高すぎないサイトを選んで紹介します。
ユニクロ
大きめロンパースについて情報をつのると必ず出てくる店舗がユニクロです。
障害のある人向けに大きなサイズの肌着が売っているということで、ネットニュースにもとりあげられたことがあるので知っている方も多いかもしれません。
ただ、個人的には…
ユニクロのは介護に特化しているので、オムツいじりをするくらいの元気な障害児にはちょっと使えないかな?と思います。
股の部分が軽いスナップボタンなので、すぐ外されてしまうと思います。
H&M
大きめのショッピングモールでよく見かけるH&M。
ここはオシャレなロンパースが手に入りますよ。
店舗で探すと大きめのロンパースは在庫が少なめですが、オンラインストアなら購入できることがあります。
サイズ的には身長105cmくらい、3~4歳児くらいのサイズまでしかありませんが、ちょうどオムツいじりに困り始める年齢だと思うので、十分使えると思います。
注意点としては、サイズ表記が日本と異なるという点です。
特にオンラインストアでは必ず「サイズガイド」をよく見てから購入してくださいね。
GAP
GAPも比較的よく見かけるショップですね。
ここも大きめロンパースが売っていて、オシャレさ、可愛さでは群を抜いています。
ただし、2歳児、90サイズくらいのものしか無いため、小柄な子にしか使えないかな?と思います。
HIYOKO▶YA
ひよこ屋は障害児、医療ケア児、介護用こども服の専門通販サイトです。
ロンパース肌着はもちろんのこと、ロンパースも複数扱っています。
嬉しいのが、サイズ展開の豊富さ。
サイズは170~180くらいまであります。
また、器用に脱いでしまう子のために、自分では脱ぎづらい構造になっています。
デメリットは、あくまでも室内で着るのみの服なので、デザインは地味であるというところでしょうか。
夜寝る時だけ着せたい場合に向いていますね。
以上が大きめロンパースが手に入りやすいところの紹介になります
まとめ
今回は、脱ぎ癖、オムツいじり、便いじりに困る方のための、大きめロンパースの探し方のお話でした。
大きくなってもロンパースを使う、というのは賛否両論がありますが。
身辺自立をすすめたい、でもどうしても上記の行動のせいで家族が憔悴しきってしまう…個人的にはそんな時には使ってもいいと思います。
例えばうちの次男は、しばらくロンパースにすると、服を脱ぐという行為を忘れ、しばらく普通の服でもいけることがあります。(脱げることに気付くとまたやり始めるのですが)
みなさんのお子さんも、辛い時期をロンパースで乗り越えれば、もしかしたら服を脱いでしまうこだわりが落ち着くかもしれません…
あまりにもしんどい時は少しだけ楽をしましょう
また、ロンパースを手に入れやすい店などがあったら随時更新していきますね。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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