こんにちは!おみかんです。
今日も我が家の次男はマイペースに部屋を荒らしておりますよ!
重い自閉症や、知的障害をもつ子供というものは、健常児なら2年ほどで終わるはずの、なんでも出す・なんでも拾って食べる・言葉が全く通じず注意が効かない・といったどうしようもない時期というものが、ただひたすら続きます。
我が家も、今現在次男は3歳半ですが、頭の中は完全に乳児、体の動きは1歳半相当という、非常に厄介な状態なため、日々、家族がストレスフリーで快適に暮らせるように工夫しつづける日々です。
今回は、そんな我が家での困った点や、解決のためにやっていることを紹介しますね。
いくつかは、最初、抵抗があったものもありますが、人って慣れるんですよね!
今は極力ストレスを減らし、わりと快適に過ごせていますよ。
障害児との暮らしの“ストレス”とは?
まず、ストレスとはなんだという点についてちょっと説明させていただきますね。
我が家の場合ですが、何も対策をしていない頃は、おおまかにいえばこのようなストレスがありました。
・いつ何をするか分からないので、全く目が離せない。
・注意したり、怒っても全く伝わらない。
・家電や家具、雑貨類が汚損される。
これが毎日毎日となると、神経をすり減らしてしまいますし、次男にとっても悪影響です。
言葉や、怒られている雰囲気が分かる子供であれば、また違うのですが・・・
次男が小さいうちは、大きなサークルに入れておいたので、ストレスはさほどありませんでしたが、2歳半頃になると、サークルから脱走するようになってしまったので、そのくらいから、我が家の対策が始まりました!
いたちごっこになっている部分もありますが、とりあえずしばらくもてば良し!というスタンスでやっています。
参考になる方は少ないかもしれませんが、よろしければ最後まで見ていってくださいね!
ダイニングテーブルが置けない!
これはどういうことかといいますと、以前はリビングにダイニングテーブルを置き、大人用のイスも置いていたんですよね。
しかし、これがまずかった・・・
まだよたよた歩きの次男が、イスの後ろに手をかけて後ろに倒れ、イスの下敷きになってしまったことがあるんです。
幸か不幸か、唇を切っただけで済みましたが、それ以降、我が家ではイスが消えました。
当然、イスが無いと使えないダイニングテーブルも消えました。
我が家での対策
我が家には一応、リビングにテーブルはありますが、座って使うタイプのテーブルです。
イスの要らないテーブルに変えた!
本当はこのテーブルにものぼるんですが、さすがに何もないのは困るので、置いています。
座ってみんなで食事ができない!
これが地味にきついやつなんですが、我が家では、テーブルに座ってみんなで食事をするということはできません。
次男が食器、お茶、箸が気になって奪い取ろうとしてくるためです。
言葉やジェスチャーは通じませんし、止めれば止めるほど執着してしまいます。
我が家での対策
対策といっていいものか分かりませんが、最初は次男を片手で押さえながら食べてみたりしたものの、お互いのストレスが半端ないため・・・
座って食べることを諦めた。
立って食べてま~す・・・
ただし、長男だけは普通に座らせてやりたいので、大人が次男の気をひかせるか、次男の食事の世話をしている間に食べてもらうようにしています。
まれにピザなんか頼んだ時は、私と次男が別の部屋に移動して、その間に長男と夫が食べます。
私と夫は、“次男を避けながら緊張して座って食べる”ことよりも“次男との攻防をする必要のないかたちで食事する”ことを選びました。
最初は抵抗がありましたが、人間ってすごい。慣れるんですよね。
このまえたまたま来た義母が、立って食べる息子を見て驚いていました。
ま、それが普通の反応ですよね(^^;)
ちなみに、最近食器や箸への執着がちょっと薄れてきたかな?という傾向がみられます。そのうち座ってみんなで食事できるかな?
換気ができない!
私はもともと、常に換気したい派です。
夏もできれば開けて風を入れたいし、春や秋は風を楽しみたい。
冬は普通に換気したい。
しかし我が家ではそれもかないません。
次男がいると、大喜びで空気と一緒に飛び出していきますから(*_*)
しかし特に今の時期、インフルエンザ、ノロ、コロナ対策で、換気をしたいところなんですよね・・・
我が家での対策
換気に関しては、対策の取りようがなく・・・
次男がいない時に換気する!・・・のみ(T_T)
休日なんか、みんなリビングにいるので換気したいんですけどね。
そういう時は夫に次男を押さえてもらって換気します。
あとは、次男の手が届かない窓を2か所開けて風を通す。
冬はまだいいけど、風の気持ち良い季節が何気に辛いかもしれません。
置ける家具が限定される!
部屋には当たりまえのように、家具というものが置いてあるわけですが、我が家ではそれが非常に難しいのです。
理由は、置ける家具がかなり限られてくるから。
以下のような家具は置くことができません・・・
NG!①背の低い家具 上にのぼるため使えない。
NG!②背の高い、奥行きの浅い家具 万が一、倒された時に非常に危険なので置けない。
NG!③引き出し付きの家具 引き出しを出して上にのぼるので使えない。
NG!④軽い家具 力づくで動かしてしまうので使えない。
ちなみに、引き出しガード使えばいいじゃん?と思われる方もいるかもしれませんが、あれは器用に外されることが多いという点や、万が一、一度でもロックし忘れた場合に、非常に危険な目に合わせることになるので使っていません。
下の引き出しが開けば登るし、上の引き出しが開けば、そのまま体重をかけて落としてしまうので、命に関わるのです。
我が家での対策
対策というか、妥協ですね。
我が家は最低限の子供の着替えやオムツなどを入れている小型のラックがひとつ置いてあるのみです。
本当にその部屋に必要なものを考えて、自分たちの利便性は捨てて、棚をひとつに。
このような本棚に、ホームセンターで引き出しを買ってきて、入れてあります。
布のような生地でできていて、とても軽いタイプのものを使っています。
この棚でやっていけている理由ですが、1つめは、のぼれない高さであること、2つ目は奥行きは浅いけど、横に長いので荷物が入っていればそれなりに安定していて、次男の力くらいでは倒れないということ。
ただし!
当然、引き出しは固定できないので、頻繁に出され、中のものも出されるわけです。
しかし、入っているものは子供服やオムツ、引き出し自体も軽くて柔らかい素材なので、一番上の引き出しを落とされたとしても、次男がケガをしないということが安心ポイントなのです。
本当はすごく使いにくいんですけど、困るのは“中身を出される”ことのみですし、出されたところで子供服や下着しか入っていないので片付けもしやすく、今のところはこれが最善の方法になっています!
寝室で先に寝落ちできない!
以前、何も対策していない時は、次男より先に寝落ちした場合、とんでもないことになっていることが多かったです。
・ティッシュを全部出し、広げた上で食べている。
・寝かしつけ用の絵本を食べている。
・エアコンのリモコンをいじって夏に暖房が付いている。
・寝室のクローゼットを開けて色々やっている。
・散々暴れた後に自分も寝たらしいが、床で転がっている。
・家具をつたって窓にのぼろうとしている。
・家具を倒している。
どれも些細なことではありますが・・・
母親って必ずといっていいほど寝かしつけ中先に寝落ちするものですから、これが毎日だと辛い。
特に本やティッシュですね。本はどうにかなりますが、長男がすぐ鼻血出すので、いつでも手に取れるところに置いておかねばならないので置かないわけにもいかず。
我が家での対策
寝室の対策は・・・
寝室に置くのは寝具のみ!あとは隠せるものは隠す!
寝かしつけ用の本も撤去して、隣の部屋へ。
家具も置かない。
部屋じゅうに座布団や毛布を広げておき、どこで寝られてもいいようにする。
エアコンのリモコンは母の枕の下に隠してしまう。
ティッシュは長男の布団の下に隠す。
物が無いと、掃除もしやすいし、先に寝落ちしても次男が危険な目に合わないと分かっているだけで、ずいぶん気が楽になりました。
時々、隠してあったリモコンやティッシュを引き出していることはありますが、これはしょうがないですね!
ティッシュが置けない!
ティッシュって、大事ですよね。
特に我が家は、長男が鼻血出るタイプで、私もよくアレルギー性の鼻炎に襲われますのでティッシュは必需品です。
でも次男ときたら、ティッシュは完全に食べ物だと思っています・・・・
他のものは口に入れてもモグモグしているだけなのに、ティッシュに関しては完全に食べてしまうのです。
我が家での対策
ネットで色々探していて、良い商品をみつけたので、我が家ではこれを使っています。
壁に固定できるグッズを買った!
このティッシュケースはシンプルで、取り付けも難しくありません。
小さなネジで留めるか、粘着テープを使います。
我が家は賃貸ですが、大きな穴を開けるわけではないので、この便利グッズを付けることができています。
ティッシュ問題に関しては、これで解決しました。
長男がぎりぎり届くくらいの高さにしてあるので、次男は当分届かないことでしょう!
障害児のいる部屋づくり、良かったこと。諦めたこと。
ざっと、我が家の対策を紹介させていただいたのですが、まだまだ細かい部分で対策しているところはたくさんあります。
今極力ストレスを感じないようにはしてありますが、そこまでいくには良かったことも、諦めたこともあります。
最後にちょっとだけ紹介しますね。
諦めたこと
諦めたことは自分の趣味ですね。
私も夫も、本が好きなのですが、本を置くと全てぼろぼろにされるし、次男が食べてしまって喉に詰まる可能性もあるため、全て片づけてしまいました。
今まで持っていた本は厳選したあと、絶対に触られないところにしまってありますが、そういうところに置くと、普段読むのに不便なんですよね。
・・・というか本を読んでいようものなら次男が突進してくるので、読む機会も減り・・・片付けっぱなしでさみしい限りです。
あとは、雑貨やフィギュアも好きだったんですが、そんなものとてもじゃないけど置けないので、こちらも全て撤去です。
我が家は、次男の入る部屋全てが味気ない部屋です(・_・;)
良かったこと
次男対策で色々やってみて、良かったこともあるんですよ。
それは、部屋が綺麗になったこと、(半強制的に)断捨離できたことです!
というかせざるを得ないんですけどね。
でも、物が溢れてどうしようもなかった独身の頃に比べ、現在は、今流行の“物を持たないミニマリスト”に自然になれてしまっています(*’▽’)
なんせ余計なものは一切置けないので、何か買う時もよく考えるようになったし、無駄に雑貨を買うこともなくなりました。
物が部屋から消えていくので、掃除がしやすくなりました。
以前は捨てたくても捨てられない性格でしたが、今は物をしまえる場所がすごく限られているので、厳選することができるようになりました!
次男がいつ床をなめてもいいように、床も毎日拭いているので超キレイですよ
悪いことばっかりじゃない!
できなくなったことは多いけど、いいことに目を向けていきたいものですね(*’▽’)
まとめ
今回は、我が家での、次男のいたずらや困った行動への対策を紹介させていただきました。
いつも私たちが考える対策の基本は、“最悪自分が次男と二人きりの時に倒れたりしても、次男が部屋の中で安全に過ごすことができる”ことを目指しています。
自分が次男と二人っきりの時に体調不良でダウンすることもあるかもしれないですしね。
以前は本当に次男が家にいる時は寝るまでずっと見張っていないとダメでしたが、今は多少目を離しても、せいぜい部屋が荒れるくらいです。
先に寝落ちしちゃっても大丈夫です。
触ってほしくないものは置かないので、無駄に怒ることも、イライラすることもほとんどなくなりました。
狭い、賃貸の家なので、ずいぶん自分の物は処分したり片づけたりしてしまいましたが、日々のストレスを軽減できたことが一番かなと思っています!
あとはお兄ちゃんである、長男が適応能力が高く、警戒心が強いので、次男が危険な目に合っていたら教えてくれる、というのも大変ありがたいポイントです。
家族みんなに守られている次男。それを理解する日は来ないでしょうけども、これが今できる精いっぱいの工夫かなと思っています。
参考にできる方は少ないと思いますが(^^;)
誰かのお役に立てればと思います。
読んでくださってありがとうございました!
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