こんにちは!おみかんです。
重い知的障害をもつ子供というものは、健常児なら2年ほどで終わるはずの、なんでも出す・なんでも拾って食べる・言葉が全く通じず注意が効かない・といったどうしようもない時期というものが、ただひたすら続きます。
我が家も、今現在次男は9歳ですが、頭の中は完全に乳児、体の動きは1歳半相当という、非常に厄介な状態なため、日々、家族がストレスフリーで快適に暮らせるように工夫しつづける日々です。
今回は、そんな我が家での困った点や、解決のためにやっていることを紹介しますね。
重度の障害児との暮らしの“ストレス”とは?

まず、ストレスとはなんだという点についてちょっと説明させていただきますね。
我が家の場合ですが、何も対策をしていない頃は、おおまかにいえばこのようなストレスがありました。
・いつ何をするか分からないので、全く目が離せない。
・注意したり、怒っても全く伝わらない。
・家電や家具、雑貨類が汚損される。
これが毎日毎日となると、神経をすり減らしてしまいますし、次男にとっても悪影響です。
言葉や、怒られている雰囲気が分かる子供であれば、また違うのですが・・・
次男が小さいうちは、大きなサークルに入れておいたので、ストレスはさほどありませんでしたが、2歳半頃になると、サークルから脱走するようになってしまったので、そのくらいから、我が家の対策が始まりました!

いたちごっこになっている部分もありますが、とりあえずしばらくもてば良し!というスタンスでやっています。
動線がゲートだらけ
普通、家というものは動線を確保し、快適に移動できるようにつくっていくものですよね。
しかし我が家は逆です。動線はとにかく次男が通れないように塞いでいます。
この、家事動線でいちいち引っかかるのがめちゃくちゃストレスなんですよね。しかも塞いだとて扉を付けているわけではないので、次男は普通に乗り越えてきます。
次男が家にいる時は常に乗り越えようとするところを捕まえて降ろす作業が発生します・・・

背が伸びて、1mくらいのゲートなら3秒くらいで上に立ってしまいます。
次男は「降りる」ことができないので、放っておくと落ちてしまいます。
また、てんかんをもっているので、いつ発作で落ちるか分からない緊張感があります・・・
我が家での対策
対策はゲート設置です!
キッチン、玄関、階段、脱衣所などの入口はゲートで全て塞いでいます。
このゲートと次男のいたちごっこが我が家一番の課題です。
以下はその記録となっております・・・よかったら読んでみてくださいね。
・2021年4月
60cmゲート→90cmゲートへ
※2つのゲートの比較
・2021年7月
90cmゲートにのぼり始める
・2021年8月
90cmゲート全て突破、天井までの猫用を購入、当日に曲げられる
・2022年3月
猫用ゲート完全破壊、100cmのゲート購入
・2022年4月
100cmゲート突破
・2024年4月
補強
ダイニングテーブルが置けない!

我が家は、以前はリビングにダイニングテーブルを置き、大人用のイスも置いていたんですよね。
しかし、これがまずかった・・・
まだよたよた歩きの次男が、イスの後ろに手をかけて後ろに倒れ、イスの下敷きになってしまったことがあるんです。
幸か不幸か、唇を切っただけで済みましたが、それ以降、我が家ではイスが消えました。

当然ながら・・・イスが無いのでダイニングテーブルも消えました
我が家での対策
我が家には一応、リビングにテーブルはありますが、座って使うタイプのテーブルです。
本当はこのテーブルにものぼるんですが、さすがに何もないのは困るので、置いています。
一家団欒ができない!

これが地味にきついやつなんですが、我が家では、テーブルに座ってみんなで食事をするということはできません。
次男が食器、お茶、箸が気になって奪い取ろうとしてくるためです。
言葉やジェスチャーは通じませんし、止めれば止めるほど執着してしまいます。
我が家での対策
対策といっていいものか分かりませんが、最初は次男を片手で押さえながら食べてみたりしたものの、お互いのストレスが半端ないため・・・

座って食べることを諦めました
ただし、長男だけは普通に座らせてやりたいので、大人が次男の気をひかせるか、次男の食事の世話をしている間に食べてもらうようにしています。
まれにピザなんか頼んだ時は、私と次男が別の部屋に移動して、その間に長男と夫が食べるか、次男が侵入しないキッチンにピザを置いて、そこからバイキング形式でとって食べています。
私と夫は、“次男を避けながら緊張して座って食べる”ことよりも“次男との攻防をする必要のないかたちで食事する”ことを選びました。
最初は抵抗がありましたが、人間ってすごい。
慣れるんですよね。
この前、たまたま来た義母が、立って食べる息子を見て驚いていました。
ま、それが普通の反応ですよね。

ちなみに、最近食器や箸への執着がちょっと薄れてきたかな?という傾向がみられます。そのうち座ってみんなで食事できるかな?
換気ができない!

私はもともと、常に換気したい派です。
夏もできれば開けて風を入れたいし、春や秋は風を楽しみたい。
冬は普通に換気したい。
しかし我が家ではそれもかないません。
次男がいると、大喜びで空気と一緒に飛び出していきます。
しかし特に今の時期、インフルエンザ、ノロ、コロナ対策で、換気をしたいところなんですよね・・・
我が家での対策
換気に関しては、対策の取りようがなく・・・
次男のいない時に喚起する・・・のみ。
休日なんか、みんなリビングにいるので換気したいんですけどね。
そういう時は夫に次男を押さえてもらって換気します。
あとは、次男の手が届かない窓を2か所開けて風を通す。

風の気持ち良い季節が辛い!!
置ける家具が限定される!
部屋には当たりまえのように、家具というものが置いてあるわけですが、我が家ではそれが非常に難しいです。
理由は、置ける家具がかなり限られてくるから。
以下のような家具は置くことができません・・・
NG!①背の低い家具 上にのぼるため使えない。
NG!②背の高い、奥行きの浅い家具 万が一、倒された時に非常に危険なので置けない。
NG!③引き出し付きの家具 引き出しを出して上にのぼるので使えない。
NG!④軽い家具 力づくで動かしてしまうので使えない。
ちなみに、引き出しガード使えばいいじゃん?と思われる方もいるかもしれませんが、あれは

引き出しの下段が開けばのぼるし、上段が開けば手をかけて体重をのせて棚ごと倒してしまうので、命に関わるんですよね。
我が家での対策
対策というか、妥協ですね。
我が家は最初はこのような小型の棚をひとつ置いていたのですが・・・
↓このように倒されるようになったので・・・

今はもう箱の中に次男の服を入れ、床に直に置いているだけです笑

本当はすごく生活しにくいんですけど、困るのは“中身を出される”ことのみですし、出されたところで子供服や下着しか入っていないので片付けもしやすく、今のところはこれが最善の方法になっています!
寝室で先に寝落ちできない!
以前、何も対策していない時は、次男より先に寝落ちした場合、とんでもないことになっていることが多かったです。
・ティッシュを全部出し、広げた上で食べている。
・寝かしつけ用の絵本を食べている。
・エアコンのリモコンをいじって夏に暖房が付いている。
・寝室のクローゼットを開けて色々やっている。
・散々暴れた後に自分も寝たらしいが、床で転がっている。
・家具をつたって窓にのぼろうとしている。
・家具を倒している。
どれも些細なことではありますが・・・
母親って必ずといっていいほど寝かしつけ中先に寝落ちするものですから、これが毎日だと辛いわけです。
我が家での対策
寝室の対策は・・・
置くのは寝具のみ!!
置かざるを得ないもの(エアコンのリモコン、ティッシュ、スマホ)は枕の下や布団の下に隠す!
寝かしつけ用の本も撤去して、隣の部屋へ。
家具も置きません。
部屋じゅうに座布団や毛布を広げておき、どこで寝られてもいいようにします。
物が少ないと掃除しやすいし、万が一先に寝落ちしても次男が危険な目にあうことがないと分かっているだけで安心でした。

今は睡眠の薬を使っているので寝かしつけに時間がかかることはなくなりましたし、次男と二人でリビングで寝ているので夜中起きてしまっても特に長男の睡眠の邪魔にはならなくなりました!
ティッシュが置けない!
ティッシュって、大事ですよね。
特に我が家は、長男が鼻血出るタイプで、私もよくアレルギー性の鼻炎に襲われますのでティッシュは必需品です。
でも次男ときたら、ティッシュは完全に食べ物だと思っています・・・・
他のものは口に入れてもモグモグしているだけなのに、ティッシュに関しては完全に食べてしまうのです。
我が家での対策
ネットで色々探していて、良い商品をみつけたので、我が家ではこれを使っています。
このティッシュケースはシンプルで、取り付けも難しくありません。
小さなネジで留めるか、粘着テープを使います。

ティッシュ問題に関しては、これで解決しました。
長男がぎりぎり届くくらいの高さにしてあるので、次男は当分届かないことでしょう!
※現在は届いてしまうので、キッチンのみにティッシュを置いています
障害児のいる部屋づくり、良かったこと。諦めたこと。

ざっと、我が家の対策を紹介させていただいたのですが、まだまだ細かい部分で対策しているところはたくさんあります。
今極力ストレスを感じないようにはしてありますが、そこまでいくには良かったことも、諦めたこともあります。
最後にちょっとだけ紹介しますね。
諦めたこと
諦めたことは自分の趣味ですね。
私も夫も、本が好きなのですが、本を置くと全てぼろぼろにされるし、次男が食べてしまって喉に詰まる可能性もあるため、全て片づけてしまいました。
今まで持っていた本は厳選したあと、絶対に触られないところにしまってありますが、そういうところに置くと、普段読むのに不便なんですよね。
あとは、雑貨やフィギュアも好きだったんですが、そんなものとてもじゃないけど置けないので、こちらも全て撤去です。
我が家は、次男の入る部屋全てが味気ない部屋です(・_・;)
良かったこと
次男対策で色々やってみて、良かったこともあるんですよ。
それは、部屋が綺麗になったこと、(半強制的に)断捨離できたことです!
というかせざるを得ないんですけどね。
でも、物が溢れてどうしようもなかった独身の頃に比べ、現在は、今流行の“物を持たないミニマリスト”に自然になれてしまっています。
なんせ余計なものは一切置けないので、何か買う時もよく考えるようになったし、無駄に雑貨を買うこともなくなりました。
物が部屋から消えていくので、掃除がしやすくなりました。
以前は捨てたくても捨てられない性格でしたが、今は物をしまえる場所がすごく限られているので、厳選することができるようになりました!
悪いことばっかりじゃない!
できなくなったことは多いけど、いいことに目を向けていきたいものですね(*’▽’)
まとめ
今回は、我が家での、次男のいたずらや困った行動への対策を紹介させていただきました。
いつも私たちが考える対策の基本は、“最悪自分が次男と二人きりの時に倒れたりしても、次男が部屋の中で安全に過ごすことができる”ことを目指しています。
以前は本当に次男が家にいる時は寝るまでずっと見張っていないとダメでしたが、今は多少目を離しても、せいぜい部屋が荒れるくらいです。
触ってほしくないものは置かないので、無駄に怒ることも、イライラすることもほとんどなくなりました。
狭い、賃貸の家なので、ずいぶん自分の物は処分したり片づけたりしてしまいましたが、日々のストレスを軽減できたことが一番かなと思っています!
あとは長男が警戒心が強いので、次男が危険な目に合っていたら教えてくれる、というのも大変ありがたいポイントです。

家族みんなに守られている次男。それを理解する日は来ないでしょうけども、これが今できる精いっぱいの工夫かなと思っています。
参考にできる方は少ないと思いますが(^^;)
誰かのお役に立てればと思います。
読んでくださってありがとうございました!