こんにちは!おみかんです!
今日は、小さい子供や障害児を育てている方にぜひ読んでいただきたい、安全対策の話ですよ!
我が家には、息子が二人いて、そのうちの次男が重度知的障害と自閉症です。
次男は、現在5歳ですが、ほぼ意思の疎通ができず、また頭の中は乳児の頃から成長していないため、好奇心のおもむくままに、そして本能のままに動きます。
低緊張でもあるので、歩けるけどもフラフラしており、実に危なっかしい・・・
それでも可愛い可愛い次男ですが、毎日のお風呂は正直、地獄タイムです・・・
お風呂場には触っちゃいけないものがあるし、お風呂中は自分と次男の体を洗いながら安全に注意しなくてはなりません。
今回紹介する安全対策は、我が家で試行錯誤の末行きついたものです。
同じような、目が離せない系の障害児を育てている方はぜひ参考にしてみてくださいね!
浴室内の対策
浴室の安全対策の基本は、“とにかくシンプルに”です!
置かなくても済むものは置かないこと。
これに限ります。
絶対必要だと思っていたものも、無くしてしまうと意外と慣れてきますよ!
それでは見ていきましょう!
せっけんNG 置くものは厳選
お風呂場にはこういう台がありますよね。
本当はここも次男が登るので撤去したいくらいなんですが、さすがに外せないので、ここに最低限無いと困るものを置いています。
我が家で断捨離をした結果、全員が使うものである、シャンプー、ボディソープが残りました。
※我が家は数年前リンス(コンディショナー)をやめました。髪が健康的になりましたよ♪
ちなみに我が家ではせっけんは使いません。
次男が食べようとしたり、落ちたせっけんで滑るからです(-_-;)
※私しか使わない洗顔料やパック類は、お風呂の高い位置にある窓際に置いています。
やや不便ですが、物を厳選したら掃除が劇的に楽になったので、これはこれで良いなぁと思っています!
湯量は最低量で設定
みなさんのおうちは湯量の設定はできますか?
我が家の給湯器は100ℓから設定可能です。
本当はたくさんのお湯に浸かりたいところですが、安全第一なので100ℓで設定しています。
というのも、お風呂を入れるのは私一人の時が圧倒的に多く、私が体を拭いている2~3分の間、次男には浴槽の中で待っててもらわなくてはならないからです。
※洗い場にいられると、外に出て行こうとしてしまうため、自分では出られない湯船にいれておくのです。
この量の湯量が次男にとって安全な量で、座った状態で湯船につかっても顔が出ます。
万が一滑って転倒しても、手をつけばすぐに顔が水面から出る量なのです。
少なめの湯量は最初はちょっと辛かったですが、意外と慣れれば普通でした。
湯の節約にもなってます。
入浴剤は使わない
残念なことですが、リラックスアイテムの入浴剤は諦めました。
「湯を飲む」「入浴剤を置くとぶちまけられる」からです。
浴槽のお湯を飲む癖は4歳くらいからなくなってはいったものの、それでもゼロではないので、当分は入れない予定です。
長男と入浴剤で遊ぶ時もあるのですが、その時は次男を先にお風呂に入れてからやってます
体を洗うのはタオルで!
体を洗うもの、スポンジタイプ、タオルタイプなどあると思いますが、我が家ではタオルタイプか、もしくは食いちぎれない素材のものを使っています。
例えばこういうやつです。
逆によろしくないのはこういうタイプです。
お肌に優しそうなスポンジタイプはあっという間に食いちぎられるのでNGなんですよね。
結構スポンジ系は喉を通過してしまうと窒息につながりやすいので、非常に怖いですね。
これも小さい頃からずっとやっている対策です。まぁ慣れの問題なのでさほど大変ではないですね!
危ないものは上に!
本来は置くべきではないのですが、今はまだ次男の背がそこまで高くなく、ジャンプもできないので、手の届かない位置にシェーバー類を置いています。
磁石に吸盤を駆使して、大人が立って届くところに貼りつけてますよ。
とはいえ…
これはもうしばらくしか持たないだろうなと思っています。
次男は、常にこれらを狙っているのです(*_*)
次男が手にしてしまえば絶対に危ないものなので、そろそろ撤去しなくてはなりませんね。
磁石付きフックを駆使!
風呂場には掃除用具もありますね。
次男は風呂ブラシが大好き。
手に届く所にあろうもんなら、喜んで取ってきてカミカミしちゃいます。
ブラシ自体もキレイにはしてますが、できれば触ってもらいたくないのでこれらも上に上げています。
ポイントは柄付きブラシ。
ぶら下げておくと、引っ張られるので、完全に手の届かない位置に横向きに設置してあります。
※写真をよく見ていただくと、タオルかけが変形していることが分かると思います。
これは次男が引っ張ったためにタオルかけが歪んでしまった跡です(-_-;)
磁石付きフックには大変お世話になっています!
ちなみに100均のフックは磁力が弱いことがあるので、ホームセンターやネットで購入したものを使っていますよ!
掃除用具も上に上げたら、乾きやすくなって清潔感が出ましたよ♪
イスは置かないか、倒しておく
お風呂にあるものといえばイスですね。
これも、上に登ってしまい、危ない状況を作りだします。
我が家では、このイスを使うのは夫のみなので、私や次男がお風呂に入る時は、横に倒しておきます。
とはいえ、横に倒すと、今度はイスの角が危ないんですよね。
フラついた時に、転倒して顔をぶつけてしまいます((+_+))
こういう子がいるうちは、イスは撤去が安心ですね。
イスが無いのにも、すぐ慣れました!
風呂マットは使わない
お風呂で滑るのを防ぐ、マット(ちょっと名前は分からない)ありますよね。
次男には本来必須アイテムなのですが、我が家では使っていません。
理由は、かじられるからです(*_*)
風呂マットって、ゴムとかウレタンみたいな柔らかい素材でできていますよね。
あれが次男にとっては魅力的なのです。目の前にあったら、間違いなく噛みちぎって遊んでしまいます。
普段使っているおもちゃでも、ウレタンやスポンジのような柔らかい素材のものは我が家では使っていないので、この先も使うことはないでしょう。
かじる性質のない子はもちろん滑り止めに、マットはあったほうがいいですよ~!
風呂のフタは撤去
我が家では、お風呂が冷めるのを防ぐ風呂のフタも使っていません。
フタが閉まっていれば登るし、畳んであったら持ち上げようとするのです。
風呂のフタは結構重いので、持たれると非常に面倒くさいです。
なので、風呂は冷めきらないうちに入る!
後は追い炊きに頼っています。
もともと湯量が少ないので、追い炊きですぐ温まるし、風呂のフタの掃除も省けて良いですよ。
ガス代はかかりますが、デメリットはそれだけです!
その他の工夫
お風呂の中の対策については今お話した通りなのですが、その他にも気をつけていることはあるので、紹介しておきますね。
お風呂で一番大変といっても過言ではない、服を脱ぐ、じっとさせて体を拭く、着せるの作業を行う時の対策です!
脱衣所はシンプルに
我が家は脱衣所に洗面所や洗濯機があるのですが、そこにあるもの全てが触られては困るものであり、また危ないものだったりもします。
一番危ない洗剤系は、絶対届かない場所に上げたり隠してあるので触られることはないのですが、次男が狙っているのは、ハンガー類です。
ハンガーって収納には入れにくいんですよね。
かといって、出しておけば次男がまるごと掴んでバラまいてしまいます。
そこで我が家では長い突っ張り棒を取り付けて、ハンガーやピンチ類はそちらにぶら下げて収納しています!
洗濯物を干す大きめの物干しも、厳選して軽くて省スペースなものを使っています。
↓こちらで紹介しています。
今、突っ張り棒って色々あるので、便利ですよね。
一応、万が一落ちてしまった時のために、落下地点には人が立たないような位置に取り付けてあります。
ハンガーがあまり視界に入らなくなったので、見た目もごちゃつかず、いい感じですよ♪
お風呂に入る時は簡単なおもちゃを持たせる!
これは次男がいつもより落ち着きがない時に使う方法なのですが、お風呂に入る前に、おもちゃになりそうなものを持たせるというものです。
風呂上りでも良しです!
なぜか市販のおもちゃだとダメなんですよね。
“見たことのない日用品”とか、“ペットボトルの中につまようじを入れた簡易手作りおもちゃ”みたいなものが興味をそそるようです。
もちろん、すぐに飽きてしまうようなものばかりですが、いいのです!
お風呂の間だけ興味を引ければそれでよし!
まとめ
今回は、自閉症・知的障害をもつ次男のための安全なお風呂場づくりと対策を紹介させていただきました!
基本は、シンプルに、できるだけ物を置かないことなのですが、これ、意外と次男だけでなく、私にもメリットがあります。
物が無いので、掃除がしやすく、見た目もすっきり。気分はミニマリスト(笑)
最初は面倒だったり、不便に感じますが、人間、意外と早く慣れるものです!
次男みたいな子は普通の子が当たり前にできることもできませんから・・・子供の対策のために我慢・・・!と、いちいいちストレスを感じずにやっていきたいものですね。
どなたかの参考になれば、とても嬉しいです(*’▽’)
それでは、今日はここまで。読んでいただきありがとうございました!
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